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アナログレコードの魅力とレコードプレーヤー 初級~中級編

最近では音楽を聴くなら、動画配信サイトやmp3データのダウンロードなどを利用する人が多くなってきたと思います。ですが、アナログレコードも未だ根強い人気を持っており、近年デジタル音楽よりもはまっているという人も増えてきました。

アナログレコードはデジタルに比べ音楽を聴くのには不便ですが、なぜそれでもアナログにこだわる人がいるのでしょうか。
今回はそんなアナログレコードの魅力と、レコードプレーヤーの選び方をご紹介します。

アナログレコードの魅力とレコードプレーヤー 初級~中級編

 

 

■アナログレコードの不便さとは?

アナログレコードで音楽を聴く場合、デジタルとは違った不便さがあります。どのようなものがあるのか簡単に紹介します。

・聴くのに手間がかかる

CDラジカセと比べてアナログレコードを聴くのは少し手間がかかります。CDラジカセのようにCDをセットして再生ボタンを押すだけというものではありません。アナログレコードをセットし、ターンテーブルを回転させて針のついたアームをレコードの盤面に乗せ、再生します。針を落とす位置もアナログで、曲のだいたい先頭の位置に針を落とすように調整する必要があります。(フルオートタイプは除く)

・アナログレコードは重い

一般的なCD1枚の重さは15g程度ですが、アナログレコード1枚の重さは約10倍の120〜150gで、重いものだと180gのものもあります。大きさはCDが12cmなのに対し、レコードは12インチ(30cm)が主流です。このように重さや大きさは圧倒的にレコードのほうが上で、収納スペースを確保したり、持ち運びが不便で扱いづらいという欠点があります。

■アナログレコードは音が違う

アナログとデジタルの違いを語るとき、必ずといってもいいほどよくいわれるのが「音質の違い」です。具体的にどの部分に違いがあるのでしょうか。

・超高周波が原音に近い音を出す

古いCDは超高周波の音がカットされており、カットされていないアナログレコードは、録音したときの原音に近い音をそのまま聴くことができるため、デジタル音源よりも自然に聴こえ、音が良いといわれる理由になっています。

・ノイズも味になる

レコードの再生音は、音楽とは別にブツブツといったノイズが入るのが特徴です。普通ノイズは不快に感じることが多いですが、レコードの音はそれが逆にいい味を出して心地よく感じるという人もいいます。この音がレトロさを演出してくれて、いい雰囲気を作ってくれるんですね。

■レコードプレーヤーの選び方

アナログレコードで音楽を楽しむには、良いレコードプレーヤーを選ぶのも大切です。そこで、ここではレコードプレーヤーを選ぶときのポイントを紹介します。

・回転方式で選ぶ

レコードプレーヤーには回転方式が大きく分けて「ダイレクトドライブ」と「ベルトドライブ」の2種類あり、それぞれに特徴があります。

ダイレクトドライブはモーターによってターンテーブルを回転させるタイプで、デメリットとして振動に弱いですが、回転させるための消耗部品がなく、回転制度が高いというメリットがあります。

ベルトドライブは、ゴム製のベルトでターンテーブルを回転させるタイプです。ダイレクトドライブと違って振動の影響を受けにくいという特徴がありますが、ゴムは何度も使用していると劣化していくため、定期的に交換しなければならないというデメリットがあります。

・カートリッジの種類で選ぶ

カートリッジはレコードの音を読み取るための針がついた部分のことで、レコードの音質に深く影響してきます。種類は全部で「セラミック型」「MC型」「MM型(VM型)」の3つです。

セラミック型は針の交換は自分でできますが、マイナーな型であり音質は温度や湿度に影響されやすいという特徴を持っています。

MC型は針の交換は業者に依頼しなくてはならず、取り扱いが難しい種類ですが、音質が繊細で良いため上級者によく利用されています。

MM型(VM型)は自分で針の交換ができて音質もそこそこなので、初心者や中級者にはおすすめのタイプになります。

・フォノイコライザーで選ぶ

一般的にアナログレコードで音楽を再生するには、フォノイコライザーというものが必要です。これは音質に影響を与えるもので、機器によってレコードプレーヤーに内蔵されている場合と、されていない場合があります。

内蔵されていない場合は、内蔵されているアンプやスピーカーなどと組み合わせて使う必要があります。すでにこのような機器を持っている場合は、フォノイコライザーを内蔵していないレコードプレーヤーを購入しましょう。

 

 

■まとめ

結局のところ音の好みは人それぞれではありますが、アナログレコードにはデジタルにはない音質があるということはおわかりいただけたでしょうか。アナログプレーヤーによっても音質に違いがありますので、今回の記事で気になった方はぜひレコードやアナログプレーヤーを購入して、試してみてください。